上野千鶴子/熊本日日新聞
🏅立命館大学生存学奨励賞 (2016)
🏅多文化間精神医学会若手奨励賞 (2017)
🏅多文化間精神医学会若手奨励賞 (2017)
なぜふつうに食べられないのかー拒食と過食の文化人類学
単著・共著
- 著者
- 磯野 真穂
- Label
- 春秋社
- ISBN
- 9784393333365
- 判型・ページ
- 284ページ
- 定価
- 2,750円
- Release
- 2015年
作品紹介
おいしいなんて思ったことない―本に登場する調査協力者の一人、武藤さゆりさん(仮名)の何気ない一言が、研究を大きく動かし、1冊の本として結実しました。
摂食障害の原因を探り、それを治すアプローチを模索する論文や本がほとんどの中、本書は摂食障害を「病気」と捉えることを差し控え、当事者の方が食べ物をどのように捉え、どう体験しているのかを描くことに焦点を当てました。
このことが発売から8年が経過しても本書が版を重ねている理由だと考えます(7刷,2023年04月時点)。 とはいえ、当初は複数の版元に原稿を断られ、出版に至るまではかなりの苦労がありました。その意味で本書は、他者評価の「当てにならなさ」を身をもって教えてくれた1冊であり、その体験は現在に生かされています。
Kindle化のお誘いは常にあるのですが、紙質など細部にこだわって作ってもらったため、紙版のみのご提供です。
2016年立命館大学生存学奨励賞、2017年多文化間精神医学会若手奨励賞 受賞。
インタビュー
SYNODOS (聞き手・山本ぽてと)
書評・メディア紹介
磯野は5人の調査対象者に「何を、いつ、いかに食べるか?」について詳細にたずねる。食の逸脱行動である摂食障害についてこんなに具体性のあるデータを収集した研究はあっただろうか?
膨大な時間のインタビューに裏付けられた女性たちの語りはリアルで迫力に満ち、決して他人ごとではない。そして苦しくも切ない彼女たちの食のあり様が、食の本質を照らし出す。
精神科医・熊谷一朗/共同通信
上質な推理小説のような読後感。文化人類学ならではのトリックの鮮やかさにひきこまれたのみならず、人の営みのやるせなさや、それゆえの愛おしさに浸った
あかりプロジェクト代表・村田いづ実/介護雑誌『ブリコラージュ』
