宇田川元一/朝日新聞
🏅新書大賞2023 15位
🏅2023 紀伊國屋じんぶん大賞 20位
🏅2023 紀伊國屋じんぶん大賞 20位
他者と生きるーリスク・病い・死をめぐる人類学
単著・共著
- 著者
- 磯野 真穂
- Label
- 集英社新書
- ISBN
- 978-4087211986
- 判型・ページ
- 280ページ
- 定価
- 1,100円
- Release
- 2022
作品紹介
摂食障害、循環器疾患、漢方医学、糖質制限、HPVワクチン、コロナ禍など、これまで扱ってきたテーマと深めてきた視座がここに結実しました。その意味で本書は私の集大成であり、これまでの著作に比して筆致が堅くなっています。
「リスクの実感」がどのように身体化されるのかを扱った第1部が、第2部の「自分らしさ」をめぐる話につながり、これらの話が全て最終章の「生成される時間」に繋がります。
現代医学や疫学が身体感覚のレベルにまで入り込み、私たちの暮らしを書き換えていくことを批判的に捉えながら、それを可能にする人間観を人類学をベースにしながら解き明かしています。
また最終章は、『急に具合が悪くなる』の最終便で共著者の宮野真生子さんが唐突に語り出す「時間の厚み」について、人類学者としての応答ともなっています。
集英社新書より2022年に刊行。5刷。 問題利用:立命館大学、津田塾大学、甲南大学など
週刊エコノミスト、アボロニア21(日本歯科新聞社)でも紹介いただきました。
インタビュー・メディア紹介
- NHKひるまえほっと
- News Picks
- 週刊文春
- 週刊ポスト
- サンデー毎日
書評・メディア紹介
「今ここ」からどのように仕事の意味を新たに紡ぐのか、そのもがきの過程をどう生きるかのヒントが得られる
人間は生きたい。しかし100歳以上生きる人もいれば、10歳未満で亡くなる人もいる。だから「人生の長さは生きた年数では決まらない」という言葉にすがりたくなるが、ではどう決まるのか。
正面から突き詰めて説明したものにこれまで出合ったことがなかった。初めて出合った。それが本書だ
正面から突き詰めて説明したものにこれまで出合ったことがなかった。初めて出合った。それが本書だ
頭木弘樹/日経新聞
「正しい」「自分らしい」。どちらも大切だ。だが、他人や社会に押しつけられると、とたんにいとわしい響きを放つ。他者の期待から少しでもずれると「間違っている」「あなたらしくない」という糾弾が待っている。
著者は、糾弾の背後に現代社会の統計学的人間観と、個人主義的人間観を見出す。
著者は、糾弾の背後に現代社会の統計学的人間観と、個人主義的人間観を見出す。
佐藤岳誌/共同通信
本書は、私たちが統計学的人間観を内面化させてゆく次第を丁寧に跡づけたうえで、ある極めて重要な論点を指摘する。この人間観は、「自分らしさ」という価値を支え奉じる個人主義的人間観と相反するかのように見えながら、実は裏で結託している、というのである。
古田徹也/青春と読書
未来を平均値によって先取りしようとする「統計学的人間観」にがんじがらめになった世界を、著者は豊かな偶然性に導こうとする。その結論に深く共感した。
中島岳志/毎日新聞
